平成27年4月15日

通信費見直し大作戦

子供というのは、時期が来ると携帯、携帯とうるさく言いだすものですね。お姉ちゃんのときもそうでしたが、今度は息子が言いだしました。もともとああいうものに興味のないこにたんは、これまで息子がせがむのをのらりくらりとかわしてきましたが、先日、高校2年生になるのを期に、ついに買い与えることになりました。これで世間様並みの家族全員携帯持ちです。
しかし心配なのは通信費です。携帯の料金体系ってなんとなく複雑そうだし、契約書や請求書は見えないしで、これまで通信費の管理は妻に任せていました。しかし家族全員が携帯持ちとなり、さすがに気になりだし調べてみると、何と我が家の電話代は4万円を超えているではありませんか。これって普通なんですかね。かつて家に電話が1台だった頃、電話代は電気代とだいたい同じくらいだったと記憶していますが、今や電気代の何倍にもなっているではありませんか。電電公社の子どもたち、儲けすぎです。
ちょっとしゃくなので、これを機に重い腰を上げて、通信費のダイエットに挑戦してみました。
まずは現状分析です。そのためにはデータが必要です。いままで目の悪いこにたんにはできないと思っていましたが、実は、今や電話の契約や料金の確認がオンラインでできるようになってるんですね。やってみるとこれは便利です。もっと早く勉強しとけばよかったなあ。で、こにたんちが契約しているドコモ、NTT西日本、OCN、ヤフーのIDを取得し、どこにいくらかかっているかを調べました。以下が我が家の電話代の月々の内訳です。

・こにたんの携帯:4.3千円
・妻の携帯:7千円+α
・お姉ちゃん:6.9千円
・弟:6.4千円
・家のフレッツ光:6千円
・単身先のADSL:6千円
*合計:36.6千円+α

そして、このαや端末の代金などを加えると、月々4万円を超えていたのです。このうち端末代はしかたないとして、とりあえず妻にはαを何とかしなさいと申し付け、こにたんは月々の通信費にメスを入れることにしました。
まずはこにたんの携帯代です。通信キャリアはドコモです。これは家族全員同じです。プランはタイプM ベーシックコースで1千円のパケットパック、ハーティ割引、ファミリー割引、ユーユーコールが付いていました。このため、家族間の通話とメールは無料です。タイプMは5千円の無料分が付いており、かつては電話好きな妻が私の無料分をシェアしていたようです。しかし、昨年6月、ドコモがカケホーダイを始めたのを機に、妻はこのカケホーダイに契約変更しています。そのため、家族以外への電話をほとんどしないこにたんは、5千円の無料分の多くを捨てていました。こにたんの使い方なら、タイプSSで十分です。
またこにたんの携帯は、液晶がひび割れ、画面は真っ暗でしたが、音声で使えるのでそのまま使い続けていました。調べてみると、このぼろぼろの携帯をなんと8年以上も使っていたようです。こにたんは使えるものは使い続けるというのを信条としておりますが、こにたんの携帯の何世代か後のシリーズからバリューコースなるものが出てきて、長く使う場合にはこちらのほうがお得なのだとか。貧乏人根性のせいで、だいぶ損をしていました。ベーシックコースをバリューコースにするためには、端末を購入しなければならないとかで、早速ドコモオンラインでらくらくホン ベーシック4なる機種を購入しました。実はこにたんはらくらくホンのシリーズの中で音声対応になっているのは、らくらくホン8などの高い機種のみで、ベーシックのほうは音声対応していないとばかり思っていました。高いほうのシリーズは端末価格が5万円と高価で、いろいろとものいりな時期だったので躊躇していました。ところが、ひょんなことでベーシックも音声対応になっていることを知り、なあんだとばかりに注文を出したのでした。ほんと、こにたん、知らないこと多すぎですよね。あとはデータパックをパケホーダイWに切り替え、あまりメリットになっていなかったユーユーコールをやめ、これらの見直しでコニタンの携帯代は1300円ほどになりました。
次に娘の番です。娘は3年ほど前から富士通のディズニースマホを使っていました。これは娘の初めての携帯で、ちょうどディズニースマホが出たところだったこともあり、ミーハーな娘はこれに飛びついたのでした。しかしこのスマホ、出来が悪くて、トラブルが多く、電池がすぐになくなるしで、娘もガラケーに変えたいと言っていました。そこで、スマホを買ってから3年を迎えるのを機に、NECのガラケーを購入。スマホのほうは、「OCN モバイル One」という格安のデータプランを契約しました。いわゆる2台持ちというやつで、ガラケーは通話を主体にし、スマホはネットやメールを主体にするよう言って聞かせました。ガラケーのコースはタイプ シンプル バリューとし、電話代を見ながらコースを調整することにしましたが、今のところ家族への電話がほとんどなので、電話代も1600円に収まっています。またモバイル Oneのほうも、1日110mBのコースで十分そうなので、こちらも1000円以内に収まっており、合計で2600円弱になりそうです。
続いて息子です。息子はお姉ちゃんがスマホにしょっちゅう文句を言っていたのを聞いていたのか、最初からガラケーにすると言いだしました。いい子です。息子の契約はこにたんが通信費の見直しを始める前に妻がしたのですが、カケホーダイにデータパックSという高校生にはもったいない契約になっていました。息子は以前からiPod タッチを使っていましたので、息子を説得し、ガラケーは通話のみにし、モバイル ルータを購入してネットやメールはiPodでするように言って聞かせました。外出時にはガラケーとiPodとモバイル ルータの3つを持ち出さなければなりませんが、本人はそれでいいと言います。まだ契約変更はしていませんが、これで息子の電話代は1000円強、モバイル ルータにはお姉ちゃんと同じモバイル Oneの1日110MBのコースを契約し、これが1000円弱。すなわち、息子の通信費も2千数百円になりそうです。
次に、こにたんの単身赴任先のヤフーADSLですが、これもモバイル ルータに変更し、娘、息子同様にモバイル Oneの1日110MBのコースに変更しました。これでいろいろとトラブルの多かったヤフーともおさらばです。同様に自宅のフレッツ光も5月に3年縛りの契約が切れることから、モバイル ルータに変更予定です。こちらのコースは1月3GBか5GBのコースを考えています。なお、こにたんの実家はネットがつながっていないので、これまでいろいろと不便を感じていました。しかし今回購入したモバイル ルータを持ちかえれば、実家でもネットができるようになり、これで、飲んで食べるだけの帰省に楽しみが増えました。モバイルOneの電波はドコモのXIを使っているので、こにたんの辺鄙な実家でも大丈夫です。
ところでここまで何度か出てきたOCNモバイル Oneですが、これは最近話題のMVNOというやつです。テレビでも宣伝しているようなので、既に利用されている人も多いかと思いますが、ドコモなどの大手キャリアから回線を借り、小さく分割してユーザーに提供するというもので、安価ですがスピードは少し遅いです。どれぐらい遅いかといえば、時間帯や場所やMVNOによっても異なりますが、昼休みや夜のみんなが使う時間帯には1Mbpsを下回ることもあります。ですから、動画を見たり大量の画像の転送には厳しい場合があります。しかし、Webの閲覧やメールは問題ありません。またNHK「らじるらじる」などのラジオ放送も問題ありません。このようにMVNOが安いのには理由があるわけですが、そもそも動画などほとんど見ないこにたんには何の問題もありません。娘や息子も大学入学をひかえて動画に興じている場合ではありません。こにたんが通信費を見直そうと思い立ったこの時期に、MVNOが普及期に入っていたことに感謝です。なお、最近遅くなったなあと思っても、我慢して使い続けていると、突然早くなることがあります。これはおそらく、OCNが定期的に回線を増強しているのでしょう。
おっと、妻のことを忘れていました。最近いろいろ調べていて、「パケ死」なる言葉があることを知りました。実は昨年、妻にパケ死が起きたのです。通常パケ死とは携帯にパソコンをつないだり、海外に持って行ったりすることで、本人が気づかないうちに途方もない金額(数十万円から百万円以上)を請求されることをいうそうで、昔、ちょっと聞いたことがあります。妻はそういうことをやっていたわけではなく、携帯を買い替えた際にドコモショップのミスでパケホーダイやデータパックが付いていなかったのです。その状態でそれまで同様にiモードで情報を取ったり、乗り換えや地図を調べていたら、8万円から10万円の請求が2か月にわたってきたのです。これはドコモショップのミスだったので、料金は返してもらえましたが、「パケ死」とは恐ろしいものです。今回、ドコモの携帯を通話だけにしようとしたのは、携帯のデータ通信にはこのような嫌な記憶があるからです。MVNOのデータ通信なら、まったくの定額制なので、パケ死の心配はありません。しかもモバイルOneの場合、契約の容量を超えたときには、速度が200kbpsに制限されるだけで、つながらないというわけではありません。200kbpsでも、NHKの「らじるらじる」は問題なく聞けますし、Web閲覧も遅いですが、できないわけではありません。なお、「パケ死」には救済策もあるようなので、慌てずにショップに相談してみてください。なお、「パケ死」には救済策があるようなので、そうなっても慌てずにショップに相談してみてください。
ということで、妻にも新しいスマホを買って、2台持ちにしたらどうかと勧めているのですが、なかなか首を縦に振ってくれません。しかし出るを制しなければお金は溜まりませんので、気長に説得するつもりです。ま、それはともかく、これまでの取り組みで、我が家の電話代は15千円程度に収まりそうです。最終目標としては、iモードを解約しガラケーは完全に通話のみにします。携帯の保険料も意外にかさむのでやめにします。そしてガラケーは全員カケホーダイにすることで電話代の心配をせずに通話ができるようにします。加えて妻が2台持ちにしてくれれば、家族全員がドコモに支払う料金は8千円以下になります。これにモバイルOneの料金を加えても、12千円ほどで通信費がおさまることになります。ここまでくれば、通信費は電気代と同程度になり、こにたんの思う「支払ってもいいレベル」になります。
さて、浮いたお金をどうするかですが、これは決まっています。娘、息子の大学の学資に飛んでいきます。トホホ・・・

 

 

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